山本達久vol.21

見事にリニューアルオープンされています!
せっかくbarカウンター出来たし、今日は来店されたお客さんとビールでも呑んでみました。持ち込み全然可能です。CD屋だから、バイト中じゃないの?とか一切の固定概念をお客さんの方から打ち砕いていただければと思います。
お店側が便利さやお得感を提供するのは飽きましたので、今度はお客さん側がお店を勝手に良い様に(でも悪意があるのはやめてください)、利用してください。Sunrainのスタッフは、そんなお客さんが好き勝手やってるのを、こっちも勝手に楽しんでいきますんで。もちろんオススメCDは話の流れ次第ですが、積極的に売り込んでいきますけど。商売体系は崩さず且つ挑戦していく姿勢が感じられるリニューアルオープンだと思いました。


5月に入り、店員の異動もボチボチある中、毎月変わる各スタッフによるオススメ商品も変動しております。
軽くタイトルだけあげると↓

◆吉田肇◆
スッパバンド/st
マヘル・シャラル・ハシュ・バズ/他の岬
麓健一/You don't like love songs
ORCHARD VALE/o.s.t
BEAT HAPPENING/st

◆ハモベ◆
a cloud mireya/singular
via tania/moon sweet moon
浜田真理子/Love Song
so/so

◆山本達久◆
MARUOSA/Exeroise and hell
藤井郷子trio/junction
大島輝之/into the black
Tipo CABEZA/ANFIBIO



コレくんは今日の遅番で16:30から出勤なのでまた個人的に挙げてくれることでしょう!



では恒例のオススメ商品!


Tipo CABEZA/ANFIBIO


TIPOはスペイン語で‘型、モデル’、CABEZAは‘頭、才能、首部’。ティポ・カペッサは‘カペッサ型のピアノ・トリオ’を意味する。アルバム・タイトル「Anfibio」(=両生類)が示すとおり、佐藤充彦のピアノ、岡部洋一の変幻自在なパーカッションと加藤真一の本邦随一の伸びを誇る低音の支えによって‘どのような音楽環境でも生息できる鰓と肺を備えた’かのような無敵のピアノ・サウンドが誕生した。(タワレコ評より)


ライブも見たことないし、メンバーのやってる活動もよくわかってない頃、僕はレコ屋の店長をやっていて、とにかくおもしろくてコンテンポラリーでカッコイイCDを仕入れたいと思っていたときにネットで検索かけてたらこのCDに出会いました。下記のレーベルHPから全曲少しずつitunesで視聴できるようになっているんですが、やられました。プログレッシブラテンジャズとでも言えば良いのか、かなりリズムがキレキレのピアノトリオです。後から、メンバーは現代音楽の有名な方だったり、バリバリのジャズマンだったり、ROVOのメンバーだったりっていうのを知った時に2度おいしい気分も味わいました。ほんとにこのCDはメディアに露出していないので、是非是非聴いてみて頂きたいです。

視聴サイト
http://www.ewe.co.jp/archives/2004/05/tipo_cabezaanfibio.php



そして私的オススメですが


CONVERGE/NO HEROES

やはりCONVERGEといったらカオティックでパッショネイトでエモーショナルで…ボストンの奇跡とも言えるべきCONVERGEの新作がEPITAPHから!まさに帝王降臨とでも説明しえる仕上がりで、どちらかといえば「jane doe」の頃に回帰したような、プリミティブでエモーショナルでエキサイティングな楽曲が盛りだくさん!「you fail me」では若干異なったアプローチで我々を驚かせてくれたが、今作は明らかにそれ以上、いや、作品をリリースするごとにどんどん進化していく彼らの素晴らしき世界観が大爆発!そして今作はなんといっても1〜2分くらいのショートチューンが多く、昔からのファンにも、最近のファンにもアピールできるサウンドに仕上がっております。個人的にはもっと楽曲を複雑にして欲しかったけど、シンプルに突き進むCONVERGEも全然アリだな、と思いました。BLOOD BROTHERSに似ているような曲もありますが、基本的にはやはりCONVERGE節炸裂です!全14曲。(STMonline評より)


言わずと知れたと言っても良いと思うのですが、カオティックハードコアというジャンルを世界に定着させてしまったBANDの一つであるコンヴァージの今の所一番新しいalbumです。二つ前のJANEDOが一般的には名盤と言われていて、確かに自分も一番聴きこんだのですが、この新しいのも直球で、しかもJANEDOの時は音質がギラギラのクラスティだったのに対して、これは音がヘビーでメタリック。だけどスピード感やvoのはっちゃけぶりは流石で、もう一段階異動した!とテンションがあがりました。7曲目のplagues(マイスペで聴けます)はかなりスラッジー変拍子で重たく遅い曲なのですが、この曲からライブが始まり、ギターのカートがリフを一人で延々弾き倒し、しばらくしてメンバーが入ってきて、ラストにvoのジェイコブが咆哮する流れはわかっていても思わず拳が上がってしまいます。

converge myspace
http://www.myspace.com/converge



それでは是非是非昼間から呑みにきてください!

山本達久