朝から打ち合わせが続き、へとへとです…が、なんとか発送はできました。

今日入荷できた作品は、赤い疑惑のアクセル長尾氏に紹介していただいた2タイトル。
ワールドミュージック、とくにラテンアメリカの音楽をこよなく愛するアクセルくん、なんとshhhh氏と同僚だとか!
素敵な推薦文もいただいたので、ここでもご紹介します。


Shhhhh / 【V.A.】 UNICORISMO selected by Shhhhh

http://www.sunrain-records.com/catalog-2823.html

同僚(笑)であるDJ Shhhhhがアルゼンチン、ブエノスアイレスの摩訶不思議レーベル、ロス・アーニョス・ルス・ディスコスからリリースされた音源をセレクトし、アンダーグランド・ダンスミュージックシーンから解釈を加えてミックスを施した、まさに最先端のダンス・ミュージックがここに。僕がShhhhhこと金子君に出会ったのは奇しくも今働いてアオラコーポレーションに入社したことがきっかけ。金子君はボアダアムス周辺のパーティーやレイヴカルチャーを下積みから経験しながら、ABRAHAM CROSSなどと共にさらに新しいアンダーグラウンド・パーティーを創り上げていった強者です。最近だと、昨今大変な話題を集めている宇川直宏さんによるDOMMUNEのDJとしても、既に3000人近い視聴者の前でトライバル〜ハウス〜テクノを縦横無尽に行き来する斬新なプレイを見せ、既に一部では伝説になっています。
本作はそんなShhhhhが野心的に世界中の音楽をDJプレイに取り入れていった課程で注目せざるを得なかった、アンダーグラウンド・アルゼンチン・シーンを俯瞰できる素晴らしいセレクションになっています。アルゼンチン音響派と呼ばれたり、フォークトロニカと呼ばれてもてはやされた既成の視点とはまったく異なる新しいアルゼンチン音楽の解釈。是非、皆さん、一度この世界も味わってみて!(アクセル長尾)


Che Sudaka / Mirando El Mundo Al Reves

http://www.sunrain-records.com/catalog-2822.html

以前、僕がディスクユニオンTVに出演した際にも紹介したことのある、スペインはバルセロナのミクスチャーバンド、チェ・スダカ。現在進行形レベル・ミュージックのキング、マヌ・チャオの活動に牽引されるように盛り上がっていったバルセロナのミクスチャー・シーンの中では、名実ともにトップクラスに入るバンドで、すでに日本ではZOOT16渡辺俊美さんが紹介しています。本作は彼等が初期のハードコア・パンク路線からハイブリッドなミクスチャー・ミュージックへの移行を示す段階で生まれた傑作3rdアルバム。先述のマヌ・チャオの代表作「グランデスティーノ」にも通ずる空前絶後の緊張感が、アルバムの最初から最後までヒシヒシと伝わってきます。僕がこの作品に触れたのは東京のDJクルー未来世紀メキシコ(やEKD)のメンバーとの交流の結果だった訳ですが、これを初めて聞いた時の興奮はパンクやハードコアを初めて聞いた時の衝撃に近いものでした。僕ら赤い疑惑がパンクからワールド・ミュージックに刺激を受けてミクスチャー路線に傾倒していくタイミングと、このアルバムを聞くタイミングが重なったこともありますが、とにかく今の赤い疑惑の方向性に確実に示唆を与えてくれた作品。コブシを握って聞いてください!
付属のDVD(リージョンALL/PALですので、コンピューターもしくは対応機での視聴となります)には「バルセロナのストリート・ミュージシャンの窮状(近年政府の規制によりストリートでの演奏が禁止され始めている)」を訴えた素晴らしいドキュメンタリーも収録されています。(アクセル長尾)



じつは昨年末にも三タイトルを納品してくださっています。
彼の紹介してくれるアイテムをカテゴライズしてみました。これから毎月二タイトルづつ紹介してゆこうと思いますので、お楽しみに!


ちなみに、彼の出演した「ディスクユニオンTV」はこれ。他店様の映像ですが、転載してしまいます!