サウンドサーフ!

ハモベでやんす。年も暮れに近づきいっそう世間様は冷え込んできましたねえ。この寒さのあまり世間を上手く泳げずに途方にくれた人々で街はあふれかえっているのでしょうかねえ。只今、ハモベはECDにすっかり影響されてしまくっております。良いですねー。たまらんでやんす。そんな寒い夜にピッタリな熱くて気持ちの良いアルバムがdoubtmusicより発売されました。

タイトルは「大友良英:2台のギターと2台のアンプによるモジュレーション」
2007年5月12日、広島のオリエンタル・ホテル・ヒロシマのチャペル(教会)でのライブ録音。会場は普段は結婚式場として利用されており、反響音が尋常ではなかった。そんな会場での爆音フィードバックでの演奏(ファースト・セット/約40分一曲)をまるまる収録したものが本作である。演奏中、会場を立ち去った観客が数人。かなりの爆音であり平衡感覚がなくなるようなサウンドであったためか。
 「2台のギターと2台のアンプによるモジュレーション」の初演は2006年6月3日@新宿ピットイン。新宿ピットインは比較的デッドな音の小屋なのであるが、そこにおいてすらフィードバック音によるモジュレーションによる音響効果、聴覚に与える刺激は非常に新鮮なものであった。本作はそれにナチュラルなリバーブがかかり、CDにおいてすら耳に来る音圧はものすごいものがある。
 doubtmusicでの大友良英のギター・ソロは2作目となるが、1作目とは全く異なるコンセプトでの作品となる。テーブルトップに二台のギターを置き、一台のギターにつき一台のアンプからフィードバック音を出す。二台のアンプから出たフィードバック音は、ステレオ効果で互いに干渉し合い、ビートのような揺らぎを作ったり、ふと音が消えるブラックホールが出来たり、耳の位置を変えると全く違う音が聴こえたり、聴く場所によって片方のスピーカーからしか音が鳴っていないような錯覚を覚えたりなど、実にインタラクティブな音楽と化す。二つのアンプから出る音が干渉し合わないとこの効果は得られないため、イヤフォーンやヘッドフォーンで聴かずに、スピーカーにて許される限り大きな音で聴いていただきたい。スピーカーの位置によっても干渉効果や音像が変わるはずである。

(注意)効果を得るためになるべく爆音でスピーカーにてお聴きください。なお、それによる聴覚障害に関しては、大友良英とdoubtmusicは一切の責任を負いません。


doubtmusic / dms-119
2007年12月16日発売
税抜定価;¥2,200
税込定価;¥2,310
ディジパック仕様(穴なし)
発売;doubtmusic
配給:meta company
1. 2台のギターと2台のアンプによるモジュレーション(40:16)


だそうです。とにかくスゴーイッース!
ハモベは20分位から急激に気持ち良くなり、ずっとこの状態が続いて欲しいと思う位トランチック!トランチック!まさに音波乗り!サウンドサーフでやんすねえ!


ヘモウベ イズ グローリー