山本達久vol.1

地味に、そして新たに店員になった山本達久と言います。
軽い自己紹介は以下のURLに飛んでみてください↓


山本達久簡単自己紹介
http://free-archive.main.jp/tyamamoto.html


今のメイン店員である吉田さんも保田さんもPANICSMILEという同じBANDをやってて、パニスマがライブの時には自動的に僕が店番ということになりがちですので、パニスマのライブの時は高い確率でお店に居ます。
以後お見知りおきをお願い致します!



で、たまにblogの更新もと言われたので、今月店内で僕のオススメコーナーに上がっている商品の紹介と、店には無いけど最近買って気に入っている音源の紹介を適当にしていきたいと思います。



大友良英/2台のギターと2台のアンプによるモジュレーション

2007年5月12日、広島のオリエンタル・ホテル・ヒロシマのチェペル(教会)でのライブ録音。テーブルトップに2台のギターを置き、1台のギターにつき1台のアンプからフィードバック音を出す。2台のアンプから出たフィードバック音は、ステレオ効果で互いに干渉しあい、ビートの揺らぎを作ったり、ふと音が消えるブラックホール効果が出来たり、耳の位置を変えると全く違う音が聴こえたり、聴く場所によって片方のスピーカーからしか音が鳴っていないような錯覚を覚えたりなど、実にインタラクティブな音楽と化す。会場は普段は結婚式場として利用されており、反響音が尋常ではなかった。そんな会場での爆音フィードバックでの演奏をまるまる収録!

と、ありますが、とりあえず爆音で聴いてみれ!!と、その一言に尽きます。
感情や私的な思い入れ(記憶)を抜きにして、フラットでここまでトリップ出来る音作品を他に知りません。大推薦です。



その大友さんの音源と2枚がけしたいなーと思ったので今日の極私的オススメは↓



Nik Bärtsch's RONIN(ニック・ベルチュズ・ローニン) fromスイス

Nik Bärtsch:p&rh, Kaspar Rast:dr, Björn Meyer:eb, Andi Pupato:perc, Sha:bcl


スイスのクラブジャズバンド[RONIN]ですー
耽美的な印象派、世界的老舗JAZZレーベルECMから何タイトルかリリースがあると言ったらどんな音か大体の想像がつく方もいらっしゃるでしょうが、このバンドは、ECMの印象を大きく打ち破ります。
徹底したポリリズミックなアンサンブルを基調とした踊れる現代音楽とでも言えば良いのか、一歩間違えるとアカデミックな、それこそスティーヴ・ライヒやテリー・ライリーのような厳粛な現代音楽になりがちな生楽器によるミニマルな手法を、よりダンスミュージックに特化させたというか、いちいちリズムがカッコ良く、且つその場のノリ的なものではなく恐ろしく計算されていて且つ、メンバーの圧倒的な演奏力により不可能を可能にする脅威のライブバンドです。
なんと言っても、このレベルの演奏クオリティで、地元スイスの湖上で36時間耐久sessionとかして遊んでいるというから、甘いとこなんてあるどころか、このレベルで楽しんじゃってます。その究極にストイック且つそれを楽しむ姿勢、見習いたいところです。
先日発売され日本でも手に入るようになったばかりの新作「holon」を今日は最後にオススメしますー


RONIN/myspace ←youtubeの映像なんかも多数あり。とにかく聴いてみて下さい!
http://www.myspace.com/nikbaertschsronin



そんなこんなでまた紹介していきますー


山本達久