成人の日
冬の空は冴えていて、東京にいても月はとても綺麗に見えるのですね。
石橋英子「drifting devil」の特典だった初期音源集「PATROL」は終了しました。
まだ買っていない、けど何か特典が欲しい!というかたには、こちらをお付けします。
七尾旅人監督による"DRIFTING DEVIL"の PVが収録されているDVD-Rです。
とはいえ、これも数に限りがありますのでお早めに。
今日はひさびさにレビューを。
古川日出男さん、去年デビュー10周年を迎えられたそうです。
「朗読ギグ」では向井秀徳さん、吉増剛造さんなどとも共演しておられますね。
これはドラムにitoken（d.v.d、トクマルシューゴ＆ザ・マジックバンド 他）、ギターに植野隆司（テニスコーツ）、リズムマシーンに戸塚泰雄（『nu』編集者）というメンバーを迎えてのユニット、「フルカワヒデオプラス」名義でのCDです。
独白と物語と呪術のあいだを行ったり来たりするような古川氏の朗読と、
世界観に見事なまでの緩急と彩りを生み出すバンドの音が一体となって、
空間にあらゆる「ことば」と「非/超ことば」が溢れ出してゆきます。
「聞くこと」と「聴くこと」を同時に体験する、ポエトリーリーディングものはもともと好きなのですが、さすがにこれは格（というか次元の問題かも）が違うと思わされました。音の文学かくありき、と。
ゆーきゃん
