コレヒコです!(ラスト)

面白い仕事でも
やめる時が来た!!


はい、そういうワケで(笑)、サンレインでの僕の店番は今日で最後になるかもしれません。
とは言っても、籍は残しとくってことなんで、なんだかんだまた入ったりすることもあるかと思うんですが。いやぁ、もうひとつやってる障害者介助の仕事が忙しくなっちゃってですね、というか意外と障害者から人気者になっちゃいまして(笑)。もう介助の仕事が楽しくてたまんなくて。最近は健常者より障害者と一緒にいる時間の方が長いんじゃないかっていうくらいで(笑)。

まあ、そういうワケで今日でサンレインの方はしばらくお休みさせて頂こうかと。いやぁ、もうサンレインには本当に迷惑ばかりかけちゃって(笑)。遅刻するのは日常茶飯事だったし、取引してるバンドともめたり、お客様とおケンカしてしまったり、しまいにはブログも炎上させてしまうし(笑)。本当にどこに行ってもすぐ問題を起こしてしまう自分にヘキエキしながらも、そんな僕に「いつでもカムバックして」とか「コレくんだけフレックスタイム制にしてあげようか?」とか(笑)嬉しいこと言ってくれる物好きなサンレインスタッフに感謝しつつ。結局あれだな、サンレインスタッフはみんな僕のことが好きなんですね〜(笑)!僕もみんなのことが好きですよ〜!本当に色々迷惑かけてすみませんでした。元々は「メシおごってやるからちょっと開店準備を手伝って」くらいのノリで吉田さんから電話かかってきて(笑)、しかも高円寺在住で無職で暇そうだからってだけの理由で(笑)。それがこんなに居座ってしまうことになるとは。一時期はサンレインに住むなんて案もありましたが(笑)。本当に楽しい時間でした!ありがとうございました!

ここのブログを書くという仕事もネットに不慣れの自分にはなかなか新鮮な体験でしたけど。炎上した時のことは未だに色んな人に言われますね〜(笑)。「コレくんは自分で自覚できてないタイプの変人だからブログなんて書くのやめた方がいいよ」とか(笑)、「もっと炎上させるようなことガンガン書いて欲しいっす!」とか(笑)、勝手なことを色々言われてますけど(笑)。まあ、でもここでインターネットパンクスのみなさんと一手交える機会ももう無くなるのかと思うと、それはそれでちょっと寂しい気もしますね(笑)。まあ、またいつかどこかで。


あと、せっかくなんで最後に障害者介助の仕事の話でも少し書きますと。
あの〜、僕が付いてる人はみんな全身性の身体障害者で。脳性麻痺ってことになるんですけど。基本的に知的な障害はないけど、身体がほとんど動かせないんですね。例えばある障害者は眉毛しか動かせなくて、僕の言ってることは全部分かるんですけど、自分から言葉をうまく発音できないんで。僕が「あかさたなはまやらわ」って言って、「な」のところで眉毛がピクッて動いたら、僕がな行を「なにぬねの」って言って、「ぬ」のところで眉毛がピクッて動いたら、じゃあ「ぬ」の次の文字は…って具合で会話していくっていう。
んで、僕の付いてる障害者はほとんどみんな“自立したい”って意思を持ってて、一人暮らしをしてるんですよ。だから、人によって症状は様々ですけどみんな重度の障害を持ってるんで、24時間誰かが介助に付いてないといけないって具合で。それをBREAKfASTやU.G MANやSCREWITHINのメンバーみなさんが交代で入れ替わり付いて介助してきたっていう。でもテレビ見る時は一緒にずっとテレビ見てるだけだし、寝る時は一緒に寝るし、一緒に美術館行ったり、一緒に映画館行ったり、別々に本を読んでいたり。基本的にトイレやご飯の時は介助してる具合だけど、それ以外の時は普通に友達と一緒に過ごしてるような感覚というか。障害者も24時間ずっと誰かと一緒にいるわけで、変にヘルパーとして仕事だけこなす介助者より、一緒に友達みたいに過ごせる介助者の方が楽しいって言ってくれたりするんで。
本当に障害者と介助者は変な関係というか。単に仕事上のお客様?違うな〜。ただの友達?違うな〜。家族?違うな〜。でも一日中一緒に居て家族でも普通しないことを見せ合う仲ですからね〜、不思議ですよね。強いて言えば恋人との関係に近いかな(笑)。でもこれほど人間と人間の関係の上に成り立つ仕事もない気もするんで、本当にやりがいだけはメチャありますね。
あの、「心のバリアフリー」っていう言葉がありますけど、その言葉の重みがやっと分かってきたというか。この仕事を始めるまでの僕はハッキリ言って“心のバリアフリー”は全然できてなかったと思う。もちろん前から障害者に対する差別みたいなものは当然なかったけど、逆に障害者に対して変に構えてたというか、変に気を使っていたというか、「この人障害を持ってる、なんかケアした方がいいかな、でもどうしたらいいんだろう?」っていう、要はどう接していいかよく分からないっていう気持ちがあったんだと思う。でもそれが「普通に接すればいいんだ!」って100%心の底からそういう気持ちになれたのは最近で。障害者と自分との間の障害がゼロになったっていうか。だから心のバリアフリーって、障害者に気を使うことなんじゃなくて、逆に障害者が下らない冗談を言った時とかに「うるせーバカ!」って遠慮なく罵倒し合える関係の中にあるんじゃないか(笑)、と。まあ、まだ勉強中の身なんで偉そうなことはあんまり言えませんけど(笑)。


うわ〜何だかえらく長くなってしまいましたね(笑)。
んじゃ、最後に紹介し損なっていた音源を紹介して終わります。



carre echoed 3rd.Y / 3a suicidio
初めてcarreのライブを観た時に、これは一体ノイズミュージックのつもりでやってるのか、それともテクノ・ハウス系のダンスミュージックにルーツを持つのかとメチャメチャ興味を持って、愚問と知りつつ本人に聞いてみたところ、「両方です。何のつもりかと言われればパンクです。」という、そりゃそうだ当然で納得な答えが返って来まして。僕的には今目が離せない人ナンバー1!いや、ナンバー1が何人も居ますけど(笑)。メチャメチャ注目してます。SPKやキャバレーボルテール界隈好きな人には当然オススメだし、テリーライリーやスティーライヒ周辺の実験ミニマル好きにも聴いてもらいたいし、ディープハウスDJにも是非チェックしてもらいたいバンド。zenocide の 3rd.Y 氏とのセッション盤とのことです!




the missionary position split/ kill in the 3℃ + s-explode
札幌を支えるkill in the 3℃と熊谷を支えるs-explodeのスプリットCD。どちらも激情とかエモとかっていう余計なくくりを取っ払って聴いてもらいたい良質なバンドだと僕は思う。特にs-explodeにはデラシネでもよくお世話になっていて、彼らの熊谷を何とか盛り上げようとする果敢な姿勢にはいつも脱帽させられます。バンドってのは音楽やってるだけが活動じゃないんだっていつも勉強させられる。そして、音源を聴いて初めて分かった事実、歌詞がメチャメチャ良い!変にポリティカルぶってない日常的な視点で歌ってるんで、思わず涙が出そうな勢い。パンク、ハードコア、ニューウェーブ、色んな要素が重なってできてるバンドなんで是非色んな人に聴いてもらいたい音源!



というワケで、そろそろお別れのお時間が。
そうですね〜、本当にサンレインには迷惑かけっぱなしだったというか。まあ、僕は敵も味方もたくさん作っちゃうタイプの人間なんで(笑)、それを分かって自由にさせてくれてたサンレインスタッフに本当に感謝!んで、スタッフもお客さんも水曜日の常連のみんなも当然含め、この場所で何にも変え難い仲間たちと出会えたってことが一番の功績かな!
そういうワケで、ではでは〜!