楽器で会話する - Sunrain Records Staff Diary

昨日の茶箱でのギターヒーロー観光協会'sのライブは圧巻でした。

演奏者同士で楽器が奏でる音楽によって会話をし、そのおしゃべりを楽しんでいるような、お三方の演奏は僕にはそんな風に見えました。

僕は楽器ができないので楽器が演奏できる人たちのことが心底羨ましくなりました。

でも僕がかけていたレコードの曲に合わせて演奏を始めてくれたとき、自分もその会話にちょっとだけ参加できたような気がして嬉しかったです。

それでは今日のオススメ

ADRIAN ORANGE & HER BAND

月刊サンレインVol.1にも収録させてもらったのですが再度。

イヤー、ほんとにいいんですよこのアルバム。

最近のロックは歌い方が皆フォークっぽくて灰汁の強い人が居ないよねって話を今日来店してくださったex THE CHANGの中沢さんとしていたのですが、この人は独特のこぶしが効いていてまさにオリジナル。

その独特のふしのあるボーカルがアシッドジャズテイストのアフロ・フォーク・ミュージックにのって物悲しくも力強い響きを聞かせてくれるのです。

アイリッシュ音楽が好きな人やジプシー音楽が好きな人には勿論、ダブやレゲエ好きからハウス・ミュージックファンまで広く色々な人に是非とも聴いていただきたい作品です。

佐野ヒロシ