マイケル

昨日は思いがけず打ち合わせ等一切の予定がなくなって、部屋の片づけでもしようかと思った矢先、
佐野さんの「あれは絶対観にいった方がいいよ!」という言葉がどこからか聞こえて来まして、
ほぼ発作的に電車に飛び乗り、行ってきました。「THIS IS IT」。
(しかも佐野さんが数日前のブログに書いていた通り、川崎の109シネマズまで行くという従順さ)


「やらなきゃいけない事をやるだけさ」というディランのことばを思い出しました。
神様から与えられたであろう「ギフト=才能」を全部使って世界中にメッセージを送ろうとするマイケルも素晴らしいのですが、
バックダンサー/コーラス/バンドメンバーにスタッフと、全員が「やらなきゃいけないこと」を必死で、しかもお互いを尊重しあいながらひとつのものを作ってゆく姿に、いちばんぐっと来ました。天才にも、天才を支えるひとが必要なのだなあと。
と同時に才能の桁がいくつ違っても、僕には僕のできることや、やらなきゃいけないことがあるはずだと、肝に銘じながら帰りました。


ちなみにマイケルが主演・監督をつとめた「ムーン・ウォーカー」という映画もやってたので勢いで観て来たのですが、
どこかのネット評で思い切りこき下ろされていた割には、とても面白かったです(たしかに謎は多かったですが)。


そしてIMAXのでっかいスクリーンといい音環境で観たのは大正解でした!ありがとう佐野さん!!


さて今日のオススメは、
そんな「human nature」の見事なリミックスも入っている、これです。

http://www.sunrain-records.com/catalog-2236.html


マイケルのみならず、シンディ・ローパールー・リードスティービー・ワンダーという大ネタを惜しげもなく使いながら、
あくまで丁寧な繋ぎとミックスでビロードのように流れる至福の時間を提供してくれます。
yogurtさんのミックスは作品ごとに多彩で、いつも驚きと喜びをもたらしてくれるのですが、
個人的にはこれが一番好きです。とても幸せです。