東京から戻り、京都にて発送だけを可能なだけ済ませ、岡山へ行って、また戻って…
GWの半分を移動に費やしております。

残りの半分の時間は、ひたすらいいライブをたくさん見ました!幸せでした。
残念だったのは5/3の、METROでのStruggle For PrideALTZが出演したパーティへ(移動の都合により)行けなかったことくらいでしょうか。


なかでも、岡山ペパーランドでのケッチの演奏が個人的にはツボでした。
音源を買い損ねてしまったのですが、近日中にサンレインでも扱わせてほしいとお願いしているところです。
それにしても初めて行ったペパーランド、そして岡山のバンド、ルージンが企画してくれたイベント、素晴らしかった!
そこに来ていたお客さんたちが既にコミュニティを持っていた、ということもあるのかもしれませんが、
おそらくそうでない、初めて足を運ぶようなお客さんをも巻き込んで、
ステージでの各バンドのMC以外に冗長なことばも使わず、自然とあの場に皆が溶け込んでゆくような、不思議な気分を味わいました。
主催者の人柄、場所の力、バンドの演奏、そしてオーディエンスの感受性…いろんなことが作用し合ってのマジックだったと思います。


インターネットの発達によって到来した(する)のは、日本中どこに居ても発信することが出来る時代だと、いうようなことが言われていますが、
それでもまだ情報は東京からやってくることが圧倒的に多く、DOMMUNEDIY STARといったセンセーショナルな怪物たちもすべて東京生まれで、
ときどき、結局はカルチャーさえも高いところから低いところに流れるのではないか、と思ってしまうことさえあります。


けれど一昨日、岡山で感じたのは、
それを一概に「格差」と吐き捨てなくとも、その場所で流れる音楽を取り巻く環境の違いに目をやれば、
僻んだり妬んだり、諦めたり、流されたりしないで音楽と付き合っていけるのだということ。
「よい音楽」は情報の流れ方とはけして一致しない、この事実を忘れないで、
音楽を奏でる側も聴く側も、ただ自分が生きることにに即した「音楽」への情熱の注ぎ方をすればよいだけなのではないか、ということです。


ただこの所感はあまりに抽象的すぎて、それをサンレインレコーズやぼく自身のあり方にどうやって反映させてゆくかについては、
もう少し考えて、そして実践(なによりも、これです)してゆかなくてはなりません。
とにもかくにも、もっとがんばろう、と思ったツアーだったのです。


さて、そういえば、これによく似たことを、はるかに強烈な体験と文体で綴った記事を思い出しました。
クリトリック・リスさんによる土佐中村でのお話です。読んでみてください。
http://star.ap.teacup.com/clitorick/1056.html



[本日の新入荷]
Cojo / Industrial Unity
http://www.sunrain-records.com/catalog-2814.html


[再入荷]
CYCHEOUTS GHOST / Live At GHz
http://www.sunrain-records.com/catalog-2789.html

ゑでぃまぁこん / かおがある(少量入荷です。ほしい方はお早めにどうぞ。)
http://www.sunrain-records.com/catalog-2792.html

predawn / 10minutes with predawn
http://www.sunrain-records.com/catalog-2242.html



[お詫び]
GW中にいただきましたご注文の発送を、随時行っております!
まだ「送りました」の通知が来ない、というかたも、明日中には発送いたしますので、もう少々お待ちください。