おっと!明日の準備などをしていたら、すっかりその明日になってしまいました。



[新入荷]

カルマセーキ / カルマセーキの素敵
http://www.sunrain-records.com/catalog-2820.html

カルマセーキ / Big River
http://www.sunrain-records.com/catalog-2819.html


とあるご縁でテクマ!氏にメールインタビューをすることになり、
氏の過去のディスコグラフィーなどを調べていたのですが、


コンピって、面白いなあと思いました。
たとえば、これ。



V.A. / Deptep!
http://www.sunrain-records.com/catalog-195.html


97年頃から00年初頭に高円寺20000VOLT、渋谷屋根裏あたりを拠点に活動していた個性派バンド5組をコンパイルしたサンプラーCD。ジャケットデザインはイマイチながらも、とにかく内容が素晴らしすぎる!エロティック・モンド・テクノのプチミットによるイケイケチューン???から、AxSxE&国庫ちゃん一流のスカムぶりを発揮する???スペースカンフーマン(←マジで爆笑モノ!)まで、音楽性やジャンルの壁を全てとっぱらい、面白いものはなんでもアリ!というコンセプトのもと、こんな傑作オムニバスを制作していたBYUBYUレーベルの主催者、道産子アナルのSAM1はとにかく先を行き過ぎ。ちなみに?のテクマ!のライブテイクではpanicsmile吉田が全然キャラ違いのヘビメタ的なギターをプレイしており、自分でも興味深い(笑)。マスタリングはJVCのマスタリングセンターで行われており、音質も超良好!(吉田)


先鋭的/前衛的な内容もさることながら、すでに資料として相当貴重なのではないかと思います。
「これが面白い!」という切り口で集めたオムニバスCDは、時間が経つにつれ別の魅力を発酵させてゆくのではないでしょうか?



V.A. / waikiki march
http://www.sunrain-records.com/catalog-1448.html


2004年リリースの、ワイキキレコーズのコンピ。レーベルオーナーのエレキベース小宮山雄飛さんと共演したり、大ブレイク前夜のof montrealや、Twee Grrrls Clubのメンバーとして話題沸騰中のHNCが改名前のHazel Nuts chocolateとして参加していたり、その一方でもう活動していないバンドも結構あったりと、今聴くからこそ当初のカオティックなポップネスがますます冴え冴えと輝いている気がします。



V.A. / ネオンホールコンピレーション
http://www.sunrain-records.com/catalog-2405.html


長野市権堂町にある木造のライブハウス&アートスペース「ネオンホール」に出演するバンド/シンガーたちが有名無名を問わず一曲入魂で参加したオムニバス。これもまた「場」「シーン」の空気を見事にパッケージしており、時空を超えて「ネオンホール」の魅力を伝えてゆく証となるであろう貴重な一枚です。



映画や美術品展示のキュレーション、雑誌の編集など、ある一つの場所(メディア)に刺激的な情報を集積させる手腕がより問われる時代になっていると思いますが、実はそれは、音楽においても当てはまるのではないでしょうか(たとえばフェスなんかもそうかも)。

CDプレスの値段も下がっているいま、この編集された情報集積体としての「コンピ」の面白さが、もっと世に広まってゆけばいい、と思いました!

おっと!明日の準備などをしていたら、すっかりその明日になってしまいました。