貴重盤入荷!!!

sunrain2007-11-13

まずはフリーCD情報ですが、しあわせのしわざと北海道のGreen Apple Quick Stepが無くなりましたー。どちらもかなりの名作でありました。先日持ち込まれたファンシーマニアのCD-Rも残少です。また、秋葉原CLUB GOODMANの地下にあるG-REC STUDIOのサンプルCDも無料配布となっています。これからレコーディングスタジオを探してみよう、というミュージシャンの方には良きガイドに。ここは最近NAHTtoddleの新作が生まれたスタジオですね。
そ、そ、そして、

突然段ボールの82年作「LOL COXHILL+突然段ボール」(アナログ盤)と85年作「逆ねじ」(ソノシート!)を入荷いたしました。特にソノシート「逆ねじ」は3枚しかなく激レア盤であります、当時1000枚プレスされたうちのこれが最後の3枚です。2作共に蔦木俊二氏の自宅にて発掘されたものです。
昔「逆ねじ」を聴いたあと、2日ぐらい眠れませんでした。鼻血が出そうになりました。もう何も思い残すことはない、死んでもいい、と本気で思いました。この盤には日本のロックの究極が吹き込まれています。日本人がオリジナルの言葉とロックを探求した果てが刻まれているのです。突段とPANICSMILEの合体編成で「ランダム・スコープ」を演奏したとき、ステージでもらしそうになりました。ふにゃふにゃの塩化ビニールソノシートからはバッキバキの突段のロックが飛び出してきます。真のロックとは共感や癒しやギターのヒズミや爆音のドラムサウンドなどでは無く、高い志なのだと確信しました。そして82年の「LOL COXHILL+突然段ボール」この盤は故・蔦木栄一氏がまだドラムとボーカルを兼ねていた時期のもので、ファースト・アルバム「成り立つかな?」の延長上の作風です。しかしケヴィン・エアーズやキャラバンでSAXを吹いていたLOL COXHILL氏のパッキパキの空っ風の様なサックスが見事に埼玉県深谷市と英国カンタベリーを同一空間にしてしまっております。ものすごく優しく、そして力強い栄一氏のボーカルとドラム、SAX、そして俊二氏のギターと楽曲。こんな作品、この後日本で出てきたかな?アートとロック、いやロックがアートだった時代の最後の記念碑かもしれない。


吉田肇