山本達久vol.13

今日はなんと、スパイラルコードゲンドウさんがご来店されましたー!
こういうことも往々にして有り得るオルタナティヴスペースのSunrainRecordsです。

SpiralChordの写真展は31日まで!お早めに!


オススメ商品!

PANICSMILE/BEST EDUCATION

もはや説明不要のサウンドであらゆる既成概念を破壊し、常に革新的なビートとリミッターすれすれの雑音をストイックなまでに追求する貴重な存在、PANICSMILE。NEW YORK NO WAVEの正統的後継者ともよく呼ばれるが、その実像はコピー不可能な究極のオリジナルとして君臨する。地元福岡で1992年に結成され、ナンバーガールロレッタセコハンなどと共に00年代につながる福岡シーンに影響を与えたのはあまりにも有名で、MO'SOME TONE BENDERやnontroppoをはじめ、あの椎名林檎でさえも、PANICSMILEを愛してやまないのである。1998年からは東京に活動の拠点を移し、数回のメンバーチェンジを経て、その活動の幅は更に拡大。菊地成孔向井秀徳突然段ボールなどとも異種コラボレートをはじめ、幾多の大物バンドとも共演。またギタリストのジェイソン・シャルトンは大友良英の後任としてDCPRGにギタリストにとして加入。ドラムの石橋英子MONG HANG町田康バンドのメンバーとして活動する傍ら、ソロアーチストとして様々なコラボレートを行う傍ら今作は新作として実に2年半ぶりの傑作。(タワレコ評より)


手前味噌に思われるかもしれませんが、私、山本達久は、この店に入るまで、パニスマをそんなに聴いたことがなく、ライブを2回見た程度で、正直店に入っても、メンバーと一緒に仕事してるしいつでも聴けるくらいに考えていました。この7連休くらいの間に地元山口に帰ったのですが、その夜行バスの中で聴くMIXCDをitunesで作っていこうと思い、このCDのラストを飾るGOODBYEという曲を、タイトルが気になったというかなり安易な理由で入れていきました。ただ今聴きたかったという理由のみで作ったMIXCDなので、安全地帯→ハイファイセットパニスマ→pedro→SpencerDoran→Reminder→東京ザヴィヌルバッハというスゴイ内容のない曲順で、睡眠導入剤的に聴いてたら、GOODBYEが良い曲過ぎて眠れなかったです。何度も聴きました。別段エモいコードを使って激情的に叫ぶとかではないのに、確実にエモや哀愁、虚無感、などなど沢山感じました。


PANICSMILE
http://www.myspace.com/panicsmile



そして個人的オススメCD!

Chick Corea New Trio/過去,現在,未来

『過去、現在、未来』と名付けられた本作は、21世紀を迎えてチック・コリアがいままでのキャリアを総括するような素晴らしい作品となった。アビシャイ・コ−エン(b)〜ジェフ・バラード(ds)という現在最高の2人を迎えて展開される「ピアノ・トリオ」派まさに新世紀に羽ばたく作品となった。特にコーエンのベース・プレイは、かつてのスタンリー・クラークの16ビートを上回る「ニュービート」と、ベースの上を飛び跳ねるような華麗なフィンガーリングで聴く者の耳を釘付けにする。“ジターバッグ・ワルツ”以外すべてチックのオリジナルで固めた選曲は、まさにチックの「ニュー・センテュリー宣言」ともいえる心意気が伝わる。アルバム・タイトル作では、スピード感と、内省的な「静」を併せ持ったチック独特の「清涼な世界が」拡がる。チック近来の傑作。(HMV評より)


チックコリアは、ReturnToForeverとかマイルスに居た時とか、良い時いっぱいあるのですが、このアルバムが一番好きです。そしてメンバーも最強だと思っています。マッチョな人間力ではない、ニュータイプ人間力が放つハイセンスでメランコリックでエモくリズミカルな曲と演奏!意外なところでMouseOnTheKeysとか好きな人は必ず気にいるはず。マウスオンザキーズを初めて聴いた時、このアルバムを連想しました。是非!
ライブを収録したDVDもありますが、それも最高です。ドラムのジェフ・バラードはある種の天才で、アメリカの外山明だと思います。ベースのアヴィシャイは、エジプト系のアメリカ人?なちょっと妙でノスタルジックなplayをします。


MouseOnTheKeys myspace
http://www.myspace.com/mouseonthekeys



山本達久