山本達久vol.34

7/30にコレくんが日記に書いたsikasika音源ですが、次の日には完売してました。で、今日、さっき、追加で15枚ほど入荷しましたので、ご報告です。210円と安い上にバッヂも付いててほんとにお徳です。速い者勝ち!!!!


昨日は、SunrainRecordsの名誉スタッフであり、PANICSMILEのベーシストでもあるハモベことやっさんと、その奥方ユキコさんの結婚party@秋葉原clubGOODMANでした。ほんとにほんとに素晴らしい会でした。僕は人生で2回目の結婚系partyだったのですが、ほんまこっちまで幸せになるんですね。色んなことが全部吹っ飛びました。
内容も豪華で、司会がパニスマ総帥吉田さんと片山省吾ことうんこさん(うんこさんに出会ってから今まででこの司会が一番面白かった)、友人のスピーチではZAZENBOYSの向井秀徳さんがマル秘エピソードと、お祝い事で歌われる博多の古音頭を唱和してらっしゃいました。余興では、持ち時間10分くらいのはずが、普通に30分のワンステージを完走した片山省吾withHisBrokenHearts、僕も飛び入りで叩かせて頂いた石橋英子withイナッチsax(fromライジングトーンズ/NATSUMEN)、そしてパニスマのギタリスト、ジェイソンのギターsolo、吉田さんによるジャックスのカバー(毎度この人のカバーの選曲は渋くて最高です。バックバンドはテイントン!)、そして新郎やっさんが歌う、チューリップで締め。どの場面もほんまにグッときました。
他にも新郎新婦の友人スピーチでは、それはそれは心温まらざるを得ない数々の名スピーチ、新婦の妹さんによるスピーチは頑張らないとお涙ちょうだい的で、グッとくるものでした。
2次会では場所を移して、それはそれは盛り上がったのではないでしょうか。僕は店が早番だったので先に帰りました。お二人には月並みですが、末永く幸せに暮らしていって欲しいです。



というわけで、今日も早番で店におります。そして遅番は吉田さんです。実はこの組み合わせは5日連続なんです。



オススメ商品!


町田良夫/Naada

「スチールパンによる新感覚音楽」
近年、ISEA2004、MaerzMusikフェスティバル参加と活動の幅を広げてきた、町田良夫の四作目は、スチールパンによるフル・アコースティック・アルバム。カリブ海西インド諸島南部、トリニダート&トバコで生まれた、この不思議な音色の楽器は、ラテン系音楽やカバー曲集で耳にすることが多い。しかし、このアルバムは、まったく異なる、彼独自の視点から作られている。フィールド・レコーディングをベースとした彼の音響コラージュ作品の中で使用されていた銅鑼(ゴング)からスチールパンに至ったその過程からもわかるように、その曲調は、アンビエントミニマル・ミュージック、または彼が即興演奏のヒントとしたインド伝統音楽に近い。同じミニマリズムでも、フーガに代表されるシステマティックな西洋音楽ガムランやアフリカの民族音楽、アルボ・ペルトが提唱したティンティナブリや70年代以降のミニマリズムとも異なるおもむきのこの作品では、オーバーダビングされたミニマルな即興フレーズが、ディレイ効果とも、風に吹かれて鳴るベルとも言えるような独特の効果を醸し出している。また、ミニマリズムの金字塔、エリック・サティのVexationsのメロディーにインスパイアされた曲や、不思議な倍音が混ざり合うスティールパンのロール奏法だけで組み立てられた曲なども収録。前作同様、花をテーマに、スチールパンの透明感ある響きが瞑想的で、リラックスした音響作品に仕上がっている。(発売元のアモルフォンより)


データや音楽的解説は上記の通りで、僕が町田さんを好きな理由は、スチールパンを民族楽器としてではなく、音響装置や独特な音の出る音具として完全に捉えきっていて、同じミュージシャン視点で言えば、一緒に演奏する時、どんどんどんどんアイデアが沸き起こって、どんな音楽にも似ていない独特なsessionになるという点、リスナー視点で言えば、普通カリビアンでアッパーな演奏に用いられるこの楽器なのに、町田さんは音の隙間がすごく大きく、アンビエンス感が物凄く出ている演奏をして、結果、生活音とCDの音が良い感じに混じって、空気のような音楽を作り出しているという点が好きな理由の大半です。ブライアンイーノやアンビエント好きに、是非是非オススメです。


町田良夫 myspace
http://www.myspace.com/yoshiomachida



店には置いてないけど、オススメしたいCD!


Matmos/Supreme Balloon

ビョークに見出された変態エレクトロ・デュオ、マトモス2年振りのアルバムがベガーズから遂にリリース!前回のコンセプチュアルなアルバムから長期ホリデーをとってリフレッシュした2人が作り上げた今作… これまでのマトモスのメソッドから大きく跳躍した作品となった模様で、蛇の擦り寄る音や血液の流れる音など変態的で卑猥なサンプリングは全くなく、何とマイク自体が使われていない=オール・シンセ・アルバム!“コズミック・ポップ”という彼らの命名がふさわしい浮遊感溢れるサウンド、マトモスの今度こそマトモなアルバムに期待大!(タワレコ評より)


オール・シンセ・アルバムと聞いて、ずっと欲しかったんですが、最近手に入れました。カッコイイ!ひねくれシンセテクノ!有名なえげつないサンプリングのアルバムよりこっちの方が好みです。単純に変な音のテクノです。こんなんで全然良いと思えるほどチープ。昨今のカオティックなサウンドプロダクションを嘲笑うかのようなパンクな一枚です。


Matmos myspace
http://www.myspace.com/matmos1



山本達久