どうも〜コレヒコです。

先週はお騒がせしてすみません。不快な思いをさせてしまった方には謝罪したいと思います。あんまり何度も謝ってもしつこいと思うんで、これくらいにしときます。本当にすみませんでした。
とりあえずレコード屋のブログの域を超えてる(笑)、というか、この状況ってサンレイン的にどうなの?っていうのをやはり考えざるをえないんで。まあ、自分の蒔いた種ですけど。これが良い具合に「真剣20代30代しゃべり場」に発展すればよいのですが…。ちなみに今日は「ブログを見て本当に今日仕事をやめてきました」という方が若干1名遊びに来てくれました。みんなで楽しく飲んでます。

しゃべり場の希望にかけつつ今週の議題提案です↓


UnderGround音楽と資本主義

<問題提起>
今の世の中は「売れるか・売れないか」という価値観が絶対です。もちろん「売れていて面白いもの」もたくさんありますが、問題は「売れる」ことを念頭に置いたものじゃないと存続できないということです。「売れる」ことを追求しているマクソドナルドと、「面白さ」を追求しているライブハウスとでは、マクソナルドの方が「売れる」のは当然です。事実、レコード屋は次々潰れていってるし、ライブハウスのノルマ問題も加速するばかりです。このままでは、僕たちの好きなレコード屋やライブハウスは存続していくこと自体が厳しいのではないでしょうか?少なくとも僕は今の売上至上主義の世の中は行き過ぎてると思う。例えばヨーロッパなんかでは「国からライブハウスへの資金援助」ということが当たり前のように行われています。つまり彼らは「音楽を<儲かるか儲からないか>という基準だけで判断するのはおかしい」「利益追従を第一目的にしてる他の企業と同じ土俵で戦わせるのはおかしい」ということを知っているのです。では、この日本で僕たちはどうやってこの問題を解決すれば良いのでしょうか?


<僕の提案する解決策>
もちろんヨーロッパのように国に対して訴えかけていくという方法もあると思うんですが、僕はそれ以外にも僕たち一人一人ができることがあると思ってます。
それは、「売れるか・売れないか」という価値観を絶対視する世間の風潮自体を変えていくことです。そして僕は、その風潮を変えるためには、まず僕ら一人一人が「自分がその風潮を作り出してる社会の一部なんだ」ということを自覚するべきだと思ってます。「社会全体」という化け物みたいな人間は存在しないワケで。利益追従のみを目的にした企業の中で働きその商品を買ってしまっているのは僕ら自身なんです。つまり「ライブハウスが潰れてそこに大型チェーン店が立つ」という状況に貢献してしまっているのは自分なんだということを、僕ら自身がまず自覚するべきだと思うのです。そうなってくると答えは見えてきます。まず利益追従のみを目的にした企業の商品はなるべく買わないようにすること、そしてそういう企業は労働者の個性よりも利益追従を大事に考えてますので「自分は利益追従のための効率のいいロボットになるのは嫌だ」と職場で主張していくことです。そして大事なのは、「効率のいいロボット」になることを本当は誰も望んでいない、誰もが自分の個性を仕事に生かしたいと思ってる、ということです。自分が変われば隣の人も変わっていく可能性は十分にある。そして、そういう積み重ねで「利益追従のみを目的にすればいい」という世の中の風潮を変えられれば、遠い道のりですが潰れていってるレコード屋の問題もライブハウスのノルマ問題にも根本的な解決を与えられるのではないでしょうか?逆に言うと、こういう風潮自体を変えていかない限りレコ屋とライブハウスの問題は根本的には解決しないんじゃないかと僕は思ってます。もちろんこういうことをネットやファンジンで呼びかけていったり、音楽を通して伝えていくことも大事だと思っています。
自分一人がそういう努力をしても世間の風潮は変わんないじゃないかと思うかもしれませんが、僕は不可能だとは思いません。今は「儲かる者が勝つ」世の中ですが、昔は「武力の強い者が勝つ」という時代もありましたし、「道徳」という価値観が優勢な時もあったり、最近では「エコ」という価値観も浮上してきてますよね。つまり、一つの価値観が永遠に世の中を支配し続けたという試しは今までないんです。「売れる・売れない」という価値観の支配が永遠に続くと考える方が不自然なんです。少なくともその風潮を変えようと努力することには意味があると僕は思ってます。



というワケで、ほとんどデラシネDVDの解説文みたいになっちゃってますが(笑)。でもこれはあくまで僕の考え方なんで、もちろん皆さんに強要しようなんて気持ちはありません。これを機会にみんなで考えて討論できたらな、と。前回の反省を生かして今回は真面目に書いたつもりなんですが、こうやって真面目に深く掘り下げようとするとみんなからの反応は逆に減ってしまうんじゃないか、という不安もありつつ。ルールは「お互いのことを罵倒し合わない」「中傷コメントはスルー」という感じでどうでしょうか?
是非みなさんの考えをお聞かせ下さい。




んで、今日のレコメンドは↓

DUDMAN × TERRIBLE HEADACHEのスプリットCD \1050
このCDはですね〜、本当に僕がもしレコード屋で働くならば絶対に取り扱いたいと思っていたくらいのCDで。僕の中では伝説の名作なんです。ずっと「あのCDを入れさせて下さいよ」って頼んでたんですが、なかなか在庫がなくなっていたらしくて、DUDMANドラムの三國さんがレーベル事務所からわざわざ少しだけ探して持って来てくれたんです。正直に言っちゃうと、このCDに入ってるDUDMANはハードコアって呼ばれてる音源の中で僕は一番好きかも。本当に。週に1回は絶対に聴いてるCDだし。ハードコアが「攻撃性」を求めていく音楽だとしたら、このCDのDUDMANはダントツナンバー1だと思います。ハードコアはあんまり馴染みないって方も初めて聴くハードコアのCDとしてはメチャメチャおすすめです。すでに今日納品された時点でサンレインでは「うおぉ〜!!」と声が上がり、何枚か売れてしまっているので、お早めに。ちょっとしか残ってなくて、値段も安いし、多分もう他でもあんまり売ってないと思うんで、是非探してた方は早めに買いに来て下さい。