ミニマル・ミュージック

といえばやっぱりスティーブ・ライヒですよね。
今年行われた来日公演はたまたま友人のチケットが余り幸運
にも見に行くことが出来たわけですがコレが本当に素晴らし
かったです。オペラシティの音響効果も相まって素面でも音
の形が目に見えるようでした。先日NHKでそのコンサートの模
様が放映されたわけですが、友人がその番組をDVDに焼いてく
れたので今日はずっと店でその映像を流していました。
コレは独り占めするのはもったいないので、店頭においておき
ますので、ご来店の際に店員に言ってもらえればいつでも見ら
れるようにしたいと思います。


そして今日ご紹介するのは基本的にはエレクトロニカやブレーク
ビーツと分類される音楽なんですが絶対にスティーブ・ライヒ
影響下にあるだろうという音源です。

http://www.sunrain-records.com/catalog-469.html
あのTHE PASTELSの一員として活動したりKEVIN SHIELDS(from
MY BLOODY VALENTINE 再結成ライブもやばかった!)のプロジェ
クトでギタリストとして参加したりと各方面で活躍している
JAMES RUTLEDGEのソロ・プロジェクトPEDROの2ndアルバム2007
年作。ミニマリズムの中に感じる陶酔感とロックンロールが感
じさせる高揚感を見事に同居させた類まれな傑作です。山本達
久君もこの作品は2007年で一番聴いたアルバムだといってまし
た。以前レビューにも書いたんですが、スティーブ・ライヒ
ファラオ・サンダースとバトルズとDJシャドウが一緒に作品を
作ったらこんな感じに仕上がるのではないでしょうか。こんな
素晴らしい音楽に出会えたことが嬉しくなる、そんな作品です。


佐野ヒロシ