山本達久vol.50

今日の営業は18:30より、ミシオさんによる鍋を振舞いますので是非是非足をお運びください!高円寺駅に降りて30秒くらいだし、年末特別企画のカラオケもあるんで。高円寺で他のところに行く前に少し寄ってもらえたら鍋食えます。24時くらいまでは全然やってます!

年始は1/4日曜からの営業になります。カラオケ大会&フリマもしますんで、お楽しみに!
ちなみに5日はミシオ/達久、6日はゆーきゃん/吉田肇がそれぞれ店内LIVEを行います!



そして今年最後のオススメ商品はコレです!



梅津和時/梅津和時、演歌を吹く。

doubtmusic / dms-126/2008年12月21日発売/税抜定価:¥2,200/税込定価:¥2,310/デジパック仕様/ライナー:原田和典/カバーデザイン:佐々木暁/発売:doubtmusic/配給:meta company

木管無伴奏ソロ。梅津和時(alto sax, soprano sax, bass-clarinet, clarinet)
木管楽器ソロ、しかも全曲昭和演歌(含・ムード歌謡、韓国民謡、戦後歌謡)という試みは、世界初では?? しかし決してパロディではなく、「いいメロディを是非もっと世界中に知らしめたい」という梅津和時の切なる真面目な思いによって実現したアルバムです。ジャズ界に嫌われようとして作ったと言っても過言ではない(笑)全篇演歌アルバム! しかしいいメロディにジャズも演歌もないはず。大荒れの日本海。居酒屋。男と女。人生の陰影。打ちひしがれた者たち.....梅津和時は吹きます。タメます。泣かせます。

just what is genre? when i hear umezu's solo enka, i hear an answer to an often asked question. (Jim O'rourke)
「ジャンルは何ですか?」 梅津さんの演歌ソロを聴いたら、よく尋ねられたそんな問いの答えを聴きました。
ジム・オルーク

タイトルを見ただけで中身がわかった気になっているあなた。そういうものとはまーったくちがいます。梅津和時が「日本の心」を極限までデフォルメし、押しつぶし、へし折り、ねじ曲げ、踏みつぶし、打ち砕く。これぞ猛毒の演歌!田中啓文/作家)

1. 唐獅子牡丹 (水城一狼 / 4:39)
2. 夢は夜ひらく (曽根幸明 / 2:59)
3. 北帰行 (宇田博/ 4:58)
4. 女の意地 (鈴木道明 / 3:50)
5. 津軽海峡冬景色 (三木たかし / 4:23)
6. 喜びも悲しみも幾年月 (木下忠司 / 2:13)
7. 矢切の渡し船村徹 / 4:22)
8. ざんげの値打ちもない (村井邦彦 / 3:37)
9. ペンノレ (韓国民謡 / 6:18)
10. 雨の慕情 (浜圭介 / 4:56)
11. 花と蝶 (彩木雅夫 / 5:13)
12. 無言坂 (玉置浩二 / 4:04)
13. なみだの操 (彩木雅夫 / 3:32)
14. リンゴの唄 (万城目正 / 2:18)

使用楽器
1, 4, 8, 13 ーアルト・サックス
2, 7, 9, 11 ー ソプラノ・サックス
3, 6 ー ベイス・クラリネット
5, 10, 12, 14 ークラリネット

今年の最後は優良最先端音楽レーベルdoubtmusicより、梅津和時さんのsolo作品です。そうです、見ての通り、演歌を梅津さんのパッセージで1曲1管楽器のみを使って無伴奏で吹き上げておられます。そもそも大友良英さんや、内橋和久さん率いるアルタードステイツ、RUINSの吉田達也さんとティポグラフィカの今堀恒夫さんなどなど、現代音楽、メディアアート、ニュージャズなどなどプログレッシブな音楽を更にプログレッシブにしたような音楽を続々リリースしてこられたレーベルが今年最後にリリースしたこの作品にはただならぬ意義と、新解釈を感じます。
個人的には、ノイズやアンビエントとの2枚がけで色々聴いてみたいと思わせるほど、自分の頭の中で他の音が鳴ってしまいました。1月にDJやるのでなにかと2枚がけ、それこそ大友さんのフィードバック作品との2枚がけしてみたいです。


というわけで今年一年有難うございました!!来年も宜しくお願いします!!



山本達久