見汐麻衣其の2。

3月です。はやいなぁ。。。。来月は4月ですやん。しかしまだ時折寒い。春一番なのか、風が冷たいです。

春はなにもしたくなくなります。桜を見るにしてもしっぽり、2,3人で熱燗くいっと呑んで川辺の夜桜とかがいいです。
まぁ、お花見は風情があってとてもいいですね。しかし、桜なんかをみて「春やなぁ」というよりあの、桜の下で「くわっくわ」笑って騒ぐ大勢の人の群れを見ると、「あぁ春か。。」って思ってしまう自分が少し寂しいです。




浜田真理子/あなたへ 

(美音堂)\2625

このアルバムの1曲目、「純愛」という曲が、数年前のとある日。
テレビから流れてきて、歌っているというより、詩の朗読というか、
語り口調というか。。。
メロディに綺麗にのせて言葉を発するというのとは違う、演ずる歌というか。。

とにかく、言葉とピアノの届き方が恐ろしく綺麗で悲しくて、びっくりして
次の日にCD屋さんに買いに行ったんですが、そういう経験は今のところ後にも先にも
このアルバムだけです。

浜田さんの歌はシンプルで、誰にでも歌える。と、思うときもあるし、
難しすぎて誰にも歌えないや。。とも思えます。

この感覚、ニュアンス、うまく伝わるかな。。

他に、似たような感触を感じるのは高田渡さんくらいです。

歌にも「底」ってあるのかなぁ。。。って、考えてしまいます。
光の届く、表面をちょろちょろされて、愛だの恋だの、がんばろう!だの、あーだこーだ歌われてもですね、
そんなん歌にするととっても陳腐というかですね。。私は無理なんですね。そういうものが。苦手です。


光の届かない部分を明るいうたにできる人。

そんなに多くはないかもしれないけど、
こういうアルバムを聴いてると日本人でよかったなぁーって思います。

サンレインに、浜田真理子さんの作品置いてますー。

「夜も昼も」

も、オススメです。