trust over ???

昨夜は横浜の試聴室でミシオさんとライブでした。


乗り継ぎが難しすぎて、何度も切符を買い直しながら、同行の田代くん(FUN☆ANA)が引率してくれたお陰でなんとかリハに間に合いました。


横浜の試聴室は、じつは「その2」というサブタイトルがついている、いわゆる2号店です。本店は代々木上原にある、ジャンルレスの「名曲喫茶」とのこと。

横浜のお店の主、永山さんは二年前までデザインやイベント制作を生業とされていたそうですが、いまはブッキング、受付、PAにドリンカー、そしてキッチンまで一人で切り盛りしておられます。いま四十歳とのことで、三十代も終わりに差し掛かる頃の大転換は相当な冒険だったと思いますが、とにかく素晴らしいバイタリティ!
呼びたいミュージシャンのライブに直接出向いて出演を掛け合ったり、事務所や本人の連絡先がわからないときはレコード会社に電話してディレクターに交渉したりと、お話をうかがうにつけ、大変さは察して余りあるほど。


ボロフェスタを始めたばかりのころ、僕らも同じことをやりましたし、どんな業界でも営業の基本は似ていると思いますが、永山さんはとにかく全てを楽しそうにやってらっしゃるのが、お見事!と思いました。


折しも成人の日ですが、二十歳になっても[おとな]になれるわけではなく、二十代も三十代も相変わらず悩みや迷い、間違いや過ちは尽きない―いや、もしかしたら一生続くのかもしれません。そう考えると、死ぬまでが「大きな人」になる努力の積み重ねということでしょうか。

「マイ・ジェネレーション」も「ネバー・トラスト・オーバー・サーティ」も最早なくなって、ただ年相応に(あるいは不相応に)信じるに足る人間であるように頑張ろう!と思いました。


今日はあまり音楽と関係ない話題ですみません。いま目黒にて、新しいアルバムのミックス中です。明日京都に戻りますので、通販のオーダーをくださった方はもう少しだけお待ちください。